赤。
生まれたときから、その魅力に取り付かれていた。
赤。
自分の体を傷つけて流れた、その赤から目が離せなくなった。
赤。
どんな種の赤を探そうとも、結局その赤に勝るものはなかった。
赤。
血の赤。
命の赤。
万物を支配する赤。
赤。
赤。
捜し求めても、まだ足りない。
満たされない。
赤。
赤。
赤赤赤赤赤赤赤赤赤。
私を満たす赤を、神は目の前に降らせたまうだろうか。
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